日本の文化

「日本」の読み方わかりますか?

日本の正しい読み方わかりますか?

「にほん」?「にっぽん」?

母国かつ在住してるのに知らない。今更聞けない。むしろ気にしたことなかった。
そんな人も意外と多いのではないでしょうか?

  目次

1.正解なんてない?
2.今までの議論
3.なんで「にほん」と「にっぽん」があるの?
4.他に呼び方が違う国って?
5.由来どころか現在の国名すらふんわりしてる国日本。

1. 正解なんてない?

そもそも「にほん」「にっぽん」のどちらかが正しいという法的な根拠はありません。

1934年文部省臨時国語調査会は呼称統一案として「にっぽん」とすることを決議するも、
政府では採択されませんでした。

どちらでもいいってことですね。
以上!
お疲れ様でした!!

あ、石投げないでください。嘘ですごめんなさい。

どっちが正しいかは別としても、
参考になるものって何かないんでしょうか?

2.今までの議論

国語調査会の呼称統一案以外に日本の呼称に関して、言及があるものをピックアップしてみました。

 例1:日本銀行券

日本銀行券いわゆるお札ですね!

お札にはおもいっきり「NIPPON GINKO」って書いてありますね。
※そんな可愛くは書いていません。

日本銀行の広報資料にもお札に書いてるからにっぽんぎんこうって呼んでるよ!
って書いてますね(笑)

 例2:NHK

最近マスコミの日本語力なんて話も聞きますが、放送局はどうなんでしょうか?

NHKのスタンスとしては正式な国号として呼ぶ場合は「にっぽん」
その他の場合は「にほん」も含め臨機応変に活用するとしているようです。

3.なんで「にほん」と「にっぽん」があるの?

日本という名前が使われ始めたのは7世紀ごろ中国から「日出るところの国」と呼ばれたことから定着していきました。

日本ではそもそも「はひふへほ」は「ぱぴぷぺぽ」と発音されており、
日本も「にっぽん」や「じっぽん」と呼ばれていたと言われています。

その後安土桃山時代に「にふぉん」「にっぽん」「じっぽん」の3種時代を経て

江戸時代に発音としての「はひふへほ」が爆誕し「にほん」に寄っていきます。

大日本帝国憲法→日本国憲法の流れは「にっぽん」から「にほん」への流れを感じますね。
これは筆者が勝手に感じているだけで裏付けはありませんが(笑)

国立国語研究所等が作成した『日本語話し言葉コーパス』では2004年の調査で8242回あった「日本」の内、「にほん」と読んだ回数が8046回と約97.6%を占めていたと記されています。

「にっぽん」から「にほん」に変わっていく流れみたいですね。

4.他に呼び方が違う国って?

そもそも漢字の読み方というスタート地点で比べ難いところはありますが(笑)
他にも複数の呼び方がある国ってあるんでしょうか。

 アメリカ!
 世界のUSAです。
 the USA,United States ofAmericaなどの呼び方がありますね。

 イギリス!
 Britain、the UnitedKingdom of Great Britain andNorthern Ireland
 などの呼び方があります。はちゃめちゃ長いですね(笑)
 イングランドは一部地域を指す言葉です。
 イギリス全体を指す言葉としては失礼なので気をつけましょう。

5.由来どころか現在の国名すらふんわりしてる国日本。

実は正式な呼び方を誰も決めてなかったり、
かと思えば大真面目に衆議院の質疑で日本の呼び方を取り上げたり、
なんとなくみんなで同じような方向性、雰囲気を共有できていればそれで進んでいく感じが日本的と言いますか、正しいのかは感じる人によるのでしょう。

人によっては愛国心なんかの欠如みたいに感じてしまう方もいるかもしれません。

ですが筆者はこういうところにとってもお茶目というか可愛げを感じてしまうんですよね。

普通は「あれ?うちの国の読み方ってなんなんだろ?ってならないでしょう(笑)

可愛いです日本(*´꒳`*)

P.S 日本や特定の方を貶める意図はありません。
  筆者は純粋に日本が好きです。